皆様こんにちは!
前回はとうとうサルヴァドラーダ文明人のしかけた罠にかかってしまった艶夜。
まだ自覚の薄い彼ですがこれからどうなるのでしょうか。
古代の謎とロマンスの旅、今回は炎のゲートを乗り越えた次のエリアからのスタートです!
ここは地下1階に当たるのかな。
今度のフロアは大きな一部屋だけで成り立っていました。
朝也「広いな……」
俊平「何だか、面白くなってきた!」
虎 「おい、俊平。無闇とチョロチョロするなよ?」
艶夜「そうだよ、物陰に何が潜んでいるとも限らないんだ」
「見た所、人けはなさそうですけれどね……?」
「入り組んでいるし、艶夜の心配も一理あるさ。……を?骸骨だ」
先へ進む為のゲートはバチバチと激しい音のする電流に護られています。
解除キーになりそうなものは、あやしげに並ぶガイコツが3体いるのみ。
「どれぐらいの威力か、何か放り込んでみる?」
「バカな事言うな。嫌な予感しかしないだろ……」
それにしても、コレ強引に突破しようと突っ込んだらやっぱり逝けちゃうんだろうなー(笑)
感電死とかまだ見たことないんだよね…フフフ(悪)
ま、今日は試しませんよ!今日の所はねっ!!
「このトラップを俺が解除して見せたら、お前のヒーローになれちゃったりする?」
「ならなくていい…。危険なことはしないでくれないか」
「お前、さっきから慎重すぎねぇ?」
「……」
「なぁ、艶夜。この冒険から生きて帰れたらさ……」
「生きて、……って!なんだよそれ」
「……w 何、マジになってんの。アドベンチャー映画のクライマックスの決まり文句みたいなもんだろ?ノッてこいよww」
「……ふざけるな」
「……悪かったよ。冗談抜きで、ここ決めねぇとマジに帰れねーから。ま、見てなって」
「気を、つけろよ」
「そんな、不安な顔するなって!俺さ、ご褒美があると俄然、勘が働くタイプなんだけど、艶夜に期待していい?」
「勝手な事を言って……、しょうがないな」
「……というワケだから朝也、次は俺のターンw」
「あぁ。虎さんの強運に期待しますよ」
虎の目の前にあるガイコツ戦士3体。
3体のうちのどれか1体が正解で、あとは外れのようです。
アタリだと青い光、ハズレだと赤い光とナニカが起こるとか。
外れた場合、どうなるのか…面白そうですねえww
「よし、これにすっかな……」
中央のガイコツ戦士の武器を掴みゆっくりと引いていきます。
(ガコンッ!)
(ブオンーッ!)
「うおっしゃ、当たり!!」
「やるじゃん!野生の勘ってスゴイね……」
「さすがですね」
「艶夜!ご褒美のKi……」
「……良かった…。 ん?帰ったら美味しいご飯でも奢るよ」
「え…、そっち?」
「品物の方がいい?」
「…いや、…も、いいですソレで」
虎の下心に満ちた(?)頑張りのおかげでゲートを阻む電流が解除されました!
早速、次のエリアへと向かう一行です。
「ねぇ、朝也。さっき、虎先輩さ、Kissって言おうとしたよね?」
「艶夜さんの方がウワテだったな」
「あ、やっぱり?……w」
今度のエリアは今迄よりもかなり狭いフロアですねー。
小さい小部屋がゲートの左右に2つ並んでいるだけです。
ガイコツ3体のある小部屋と、もう一つの部屋には新たな謎めいた装置がありました。
俊平がガイコツ部屋を調査してくれたのですが、今回は関係無さそうです。
「あいつらが調査してる間、俺達は先にメシの準備でもしておこうぜ」
「…ゴメン、後でいくよ……」
「あっ、おい…」
「なんだ、あいつ…」
「……(どうしたんだろ…、なんだか身体が…重い…)」
表向き元気を装うものの、だんだんと艶夜の動きは疲れたようにフラフラしてきました。
いよいよ毒が回ってきたのかもしれません。